一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

今日、朝のニュースで季節外れの桜の開花が報道されました。

一体なぜ、秋に桜が開花してしまったのでしょうか。

 

まず、桜の花芽は7~8月に形成されます。

アブシジン酸という植物ホルモンには花芽の生長を抑制する働きがあり、本来であればアブシジン酸の働きによって生長が抑えられ越冬芽となり、冬を越して翌春に花が咲きます。

この大事な働きをするアブシジン酸ですが、夜の長さに応じて古い葉の葉緑体で作られて供給されます。

しかし、今年は9月ごろには多くの桜が葉を落としていました。その原因というのははっきりと分かっているわけではありませんが、恐らく記録的な猛暑が長く続いたことによるものだと考えられます。

つまり、季節外れの落葉によってアブシジン酸が供給されず、花芽が越冬芽とならずにそのまま生長してしまい、季節外れに咲いてしまったのです。

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曽根 賢

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