近頃は世間的にどこもかしこもコロナコロナだったので、敢えて書くまいと思っていましたが、
仕事への影響が不可避な状況になってきた感があります。
コロナに罹患した場合、相当日数仕事ができないので
フリーランスとしてはかなりのリスクを背負うわけですが
それだけで見れば影響は一時的(新型コロナは症状が回復しにくいことが発覚しつつありますが、そこは別として)
その月の売り上げが落ちるというだけと考えていました。
通勤、就労以外の部分でのリスキーな行動によって罹患してそれがバレた、とかならいざ知らず
そうでもない限り、さすがに『コロナあるいはその疑いでしばらく仕事に穴をあけた』という理由で現場クビにはならないと思うので
世界各国でコロナの深刻度が高まり、先日(いまさらながら)WHOがパンデミックと認定しました。
(これを書いている最中、アメリカが国家非常事態を宣言というニュースが目に入りました。)
マーケットも過熱調整の更に先に進みそうですし、東京オリンピックの中止/延期も現実味を帯びてきました。
自分が担当しているプロジェクトも、プロジェクト自体の存続に影を落としそうな予感もあります。
今年に入ってからエージェントと進めていた、単価交渉の旗色が悪くなってきました。
大幅アップのトーンを落とすか、交渉自体いったん取り下げるか
それに、先に書いたように自分が担当しているプロジェクト自体の存続もどう転ぶかわかりません。
プロジェクトの骨子が2025年の崖対応なので、無くなるということないにしろ
予算縮小(次第によっては大幅に)は十分に考えられるかなと思います。
サブプライムローン問題やリーマンショック当時、自分はITとは別の仕事をしていたましたが
IT業界でもやはりプロジェクト消滅など大きな影響があったと聞きました。
これからどう立ち回っていくのか、肚決めしておかないといけないですね。
こういう時フリーランスは不安定ということがよく論じられます。
会社員だったら安定しているとは明言はされませんが、暗黙的にはそういう論理だと思っています。
本当にそうでしょうか?
行政対応とかで差を感じることはあれど、
本質的なところでは自分の見解は逆です。
会社というものが無くなった、あるいはそこからはじき出された後
つぶしが効かずにダメになっていった人を自分は身の回りで多く見ました。
それは所属していた会社でしか通用しないスキルしか身につけて付けてこれなかったことや
会社が用意してくれるポストなり地位にアイデンティティを置いていたからだと自分の目には映っていました。
そういう意味では、今こそフリーランスであることのメリットが活かせるときであると言えます。
自分のスキルは特定の会社でしか通用しないものではないし、
スキル自体や、それによって生み出してきた成果がアイデンティティであると言えます。
最悪家財や今の住環境は失ったとしても
スキル(商売のタネ)は自分の頭や体に埋め込まれているので
どこからでも立ち直れる。
そう考えることができるなら腐らずにやっていけます。