今回は、自身が勤務する調剤薬局患者さん動向から、インフルエンザ罹患に関する見解をお伝えしたいと思います。
10月、まだ秋だというのに、毎日インフルエンザの患者数は増えつつあります。罹患患者の年齢層は小児〜40代までが多い傾向にあります。
従来ですと、11月あたりからワクチンを打ち始め、ピークが1月〜2月、といったイメージでした。今年はなぜこの時期にここまで患者数が増えたのか、考察したいと思います。
まず、長いマスク生活での、鼻腔、咽頭の免疫力の低下。ワクチン接種前に流行が始まった事。コロナ渦では徹底していた手指の消毒への意識低下。逆に消毒し過ぎて落ちてしまった自己免疫。テレワーク拡大からくる運動不足、睡眠障害。などなど。
このままでは冬までにインフルエンザの薬も無くなるのでは、と懸念します。
やはり基本に立ち返って、自己免疫を上げる事、マスク、消毒を適度に活用すること、生活習慣の見直し等、出来る対策は沢山あると思います。皆様今日から出来る事を始めてみる事をお勧め致します。