厚手の衣類を着る機会が多くなる季節になり、洗濯機の「衣類片寄り」の点検依頼が増えてきています。
衣類の種類や量、絡まり具合などによって衣類が洗濯槽の片側に片寄ってしまい、お知らせランプ(エラー)の点滅などが発生することがあります。
しかし、その他の要因でも洗濯機が衣類の片寄りの発生を検知してしまう事があるので、発生原因と解決方法をいくつか紹介します。
・設置環境や位置が悪い場合
洗濯機が水平に設置されていない場合は洗濯槽が脱水運転をする際に楕円(だえん)回転し、衣類片寄りの検知をしやすくなります。
このような場合は水平の床の上に置いたり、洗濯機の調整脚の調整が必要な場合があります。
・排水の流れが悪い場合
排水溝など排水経路が汚れていると、排水が不十分になります。
残水が洗濯槽の中に残ったまま洗濯槽が回転するので回転数が少なくなり、洗濯機が衣類の片寄りであるという誤検知をします。
確認可能な排水経路、特に排水溝付近についている排水トラップという部材は汚れが詰まりやすいので定期的に掃除が必要です。
以上の点を注意していただくと、衣類片寄りの発生を軽減させる事ができます。