【防衛庁の省昇格】
日本の国防を担う防衛庁の予算は年間5兆円にもなる。にも関わらず、総理府、内閣府の外局である庁という低い扱いであった。そんな低い扱いをしている国は日本を置いて他にない。これが、内閣の統轄の下に行政事務をつかさどる機関となった。
省にしたことで、防衛省にも優秀な人材が集まるようになる。
そして、省昇格により、「閣議要求権」が得られるようになる。武力攻撃事態における「防衛出動」や、不審船に対処する「海上警備行動」などについて、承認を得るための閣議開催要求が可能になった。緊急事態への迅速な対応ができるようになったのだ。