経営の神様、松下幸之助の言葉で、
このようなものがあります。
雨が降れば傘をさす。
商売、経営に発展の秘訣があるとすれば、
その平凡なことをごく当たり前にやる、
ということに尽きるのではないか
これは勉強においても当てはまることだと思います。
入試本番が近づいてきたこの時期になると
「一発逆転」
を求めて、受験生がソワソワしてきます。
「短期間で点数をアップさせる、
何か特別な『方法』があるのではないか」
塾側も、そうした受験生の心の葛藤を見透かすかのように
「短期間で点数アップ!」
的な講座を打ち出しているところもあります。
ですが、10年以上受験生と向き合ってきて思うのは、
「そのような『特別な方法』など、ない」
ということです。
そうした「短期講座」によって、
劇的に成績が向上した、というケースは、
私の知る限りではほとんどありません。
中にはそうしたケースもあるのかもしれません。
ですが、そうした事例も、元を正せば
「元々実力があった生徒が、キッカケとして」
というケースであり、元々の実力がない生徒が、
短期講座を受けただけで、劇的に実力が上がる、
ということはありえない。
私はそう思います。
実力を上げるには「日々の勉強の積み重ね」。
これ以外にありません。
そして、これは試験が間近に迫った今でも
変わりません。
むしろ、間近に迫った今だからこそ、
「当たり前のことを、当たり前にやり切る」
そうした「強さ」が必要なのだと思います。