一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 「当たり前」のことをやる

松下幸之助の言葉

経営の神様、松下幸之助の言葉で、

このようなものがあります。

雨が降れば傘をさす。

商売、経営に発展の秘訣があるとすれば、

その平凡なことをごく当たり前にやる、

ということに尽きるのではないか

「特別なこと」を求めがちだが

これは勉強においても当てはまることだと思います。

入試本番が近づいてきたこの時期になると

「一発逆転」

を求めて、受験生がソワソワしてきます。

「短期間で点数をアップさせる、

何か特別な『方法』があるのではないか」

塾側も、そうした受験生の心の葛藤を見透かすかのように

「短期間で点数アップ!」

的な講座を打ち出しているところもあります。

ですが、10年以上受験生と向き合ってきて思うのは、

「そのような『特別な方法』など、ない」

ということです。

「当たり前」をやり切る

そうした「短期講座」によって、

劇的に成績が向上した、というケースは、

私の知る限りではほとんどありません。

中にはそうしたケースもあるのかもしれません。

ですが、そうした事例も、元を正せば

「元々実力があった生徒が、キッカケとして」

というケースであり、元々の実力がない生徒が、

短期講座を受けただけで、劇的に実力が上がる、

ということはありえない。

私はそう思います。

実力を上げるには「日々の勉強の積み重ね」。

これ以外にありません。

そして、これは試験が間近に迫った今でも

変わりません。

むしろ、間近に迫った今だからこそ、

「当たり前のことを、当たり前にやり切る」

そうした「強さ」が必要なのだと思います。

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猿田 典明

長野県安曇野市で学習塾をしております。主に小中学生を指導しています。

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