一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • エクセル開いたときにエラー調査2

前回のエラー調査の中で、④の工程があります。④にデバッグコマンドを仕込んでデータ貼り付けしようとしたデータをデバッグします。デバッグで得られた内容をテキストファイル化してこれを仮名”貼り付け前.txt”とします。
次に落としてきたエクセルファイルのシートの内容を全部コピーして、これもテキストファイル化します。こちらも仮名”貼り付け後.txt”とします。
このできた2つのファイルをファイル比較ツールを使って比較します。私はWinMergeを使用しますので、WinMergeを使用したときの”貼り付け前.txt”と”貼り付け後.txt”の差分表示を見ると左右にファイルが並べて表示され差分が出ている箇所が着色されます。見やすいように事前に区切り文字や改行コードはそろえておくとよいでしょう。
ここで出た差分がExcel開いたときのエラー原因になっている可能性があります。”貼り付け前.txt”で貼り付けした結果、ブックを開いたときにエラーになって一時的にExcel側で修復作業が行われます。この時にエラー原因になった箇所の値が書き換わるのです。
このようなステップでエラー原因を発見できます。
次回は代表的なエラー原因を紹介していきます。

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