ナマステ! Takuです。
「スクラムは優秀なメンバーを揃えなければ成立しない」という話をよく耳にします。
ですが、これには3つの間違いがあると思います。
1つ目は、最初から全員が優秀なチームというのはあり得ないという点です。
(最低限の業務遂行能力や仕事に対するモチベーションがあるという前提ですが)
最初から優秀な人はいませんし、優秀な人でもチームとして活動する上では他者との協調が必要です。
チーム内外でコミュニケーションを取りながら仕事をしている中で、人間は学び成長していきます。
2つ目は、上手くいっているスクラムチームというのはこの過程を経てメンバーが成長した状態だという点です。
そのことに気づかず「メンバーが優秀だからスクラムができている」と認識してしまうと判断を誤ります。
3つ目は、とりあえずスクラムをやってみたけど上手くいかなかったから、その言い訳をしているだけの場合です。
本気でスクラムをやろうとしたらそれなりの準備やトレーニングが必要ですが、それを怠って見よう見まねでスクラムをやっても簡単にはできません。
失敗してもその失敗をきちんとふりかえって次にまた挑戦する。その繰り返しができるかどうかは、メンバーの優秀さとは関係なくチーム全体の強い意志にあります。
人間は経験を通じて成長します。
何度も失敗をしながら学び、だんだんできることが増えていきます。
最初から上手くやろうとせず、長い目でチームとメンバーを育てていきましょう。
私たち自身と、ご家族や親しい方々、そして世界中の全ての方々に平安を。
OM, Shanti, Shanti, Shanti