◆IIS (Internet Information Services)とは?
・「無料」で利用できるWebサーバーソフト
・サーバー用OSのWindows Server 2016(最新)はもちろん、ふだんお使いのWindows 10などにもインストール可能
WebサーバーはLinux用がほとんどで、コマンドでしか操作できない。
ところが、WebサーバーはWindows用もあるため、視覚的に操作でき、構築のハードルは低め。
Microsoft公式サイトで申し込めば、Windows Server最新版も「無料」でトライアルができる。
クラウドですぐに試すことができる。
◆IISのメリット
他のWebサーバーソフトと比較すると、次のようなメリットがある
・使いやすい
PCと同じWindows OSで動き、操作は慣れている
視覚的に操作可能(コマンドを覚える必要がない)
・安心
日本語の公式マニュアルが多い
セキュリティの設定がわかりやすい
・豊富な機能
拡張機能が充実している
開発環境が揃っている
◆IISの機能
下のメニュー(Windows10の場合)のように、とても多くの機能が統合されています。
Linux用Webサーバーソフトに比べると、対応する範囲が広くなっているので、効率的に管理できる。
(1)Webサーバーの基本機能
Webサーバーを動かすための基本機能には、セキュリティや監視などの関連ツールも含まれる。
(2)FTPサーバーの機能の搭載
Webサーバーにあるデータを更新するためのツールとして、FTPサーバーの機能を組み込むことができる。
別途Windows用のFTPサーバーソフトを探してきて、インストールする必要はない。
(3)ASP.NETなどで動的Webページ生成機能
IISならではの機能としてASP.NETがあり、高機能なWebアプリの開発ができる。
◆インストール
IISのインストール手順は、Windows server 2016とWindows10とでは少し違います。まずはWindows server 2016の場合
1.「サーバーマネージャー」を起動
2.「役割と機能の追加」をクリック
3.「開始する前に」画面が表示されたら内容を確認し、良ければ「次へ」ボタンをクリック
4.「インストールの種類の選択」画面が表示されたら内容を確認し、良ければ「次へ」ボタンをクリック
5.「対象サーバーの選択」内容を確認し、良ければ「次へ」ボタンをクリック
6.「サーバーの役割の選択」画面が表示されたら、「役割」のリストから「Web サーバー(IIS)」の項目のチェックボックスをクリック
7.「Web Server(IIS)に必要な機能を追加しますか?」が表示されたら内容を確認し、良ければ「機能の追加」ボタンをクリック
8.「サーバーの役割の選択」画面に戻ったら、「次へ」ボタンをクリック
9.「機能の選択」画面が表示されたら、「次へ」ボタンをクリック
10.「Web サーバーの役割(IIS)」画面が表示されたら内容を確認し、良ければ「次へ」ボタンをクリック
11.「役割サービスの選択」画面が表示されたら内容を確認し、良ければ「次へ」ボタンをクリック
12.「インストールオプションの確認」画面が表示されたら内容を確認し、良ければ「インストール」ボタンをクリックし、IISのインストールを開始
13.インストールが終了したら、「閉じる」ボタンをクリックして画面を終了させる
14.サーバーマネージャーにIISが追加されていることを確認する
Windows10の場合は、以下の順番で進める
1.Windowsシステムツール」を選択
2.「コントロールパネル」を選択
3.「プログラム」を選択
4.「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択
5.「インターネットインフォメーションサービス」にチェックを入れてOKボタンをクリック
6.IISのインストール開始(画面上は「変更を適用しています」)
7.インストール終了
8.ブラウザでhttp://localhost/と入力して以下の画面が出たら、インストールが無事終了