日本ではどの業界でもサービスの質は世界一だと感じています。しかも、それが無料で提供されています。
私は宅配業はサービス業だと考えず、この業界に入りましたが、利用者の要求に事細かく対応していく必要があり、実はサービス業であると改めて感じました。
どんな状況でも笑顔で対応し、クレームには誠意をもって謝罪し、指定時間に対応するために常に急がなくてはなりません。
世界を見てみると利用者への対応はあまり良いものとは思えません。海外で質の良いサービスを受けるにはチップを払う必要があるからです。これがサービスの価格だと思います。
日本は質の高いサービスをタダで受けることに慣れすぎていて、質が少しでも下がるとクレームを入れたり他社へ乗り換えるような行動をとります。
しかし、人口の減少や2024年問題のような要因でそもそも荷物が予定通りに届けられるのかわからない時代がやってきます。これまでの便利さは奇跡だっただけです。利用者はこれからの時代に合わせて考え方を変える必要があると思います。