一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 直前期、人間の「本性」が見える

3週間後、入試本番

長野県の公立高校入試も、残り3週間となりました。

受験生は、必死に勉強を続けています。

この時期になると、さすがに今までのんびりしていた生徒も、

目の色を変えて勉強に励むようになります。

「なんとか無事に、試験までたどりついてほしい」

そう願うばかりです。

追い込まれて見える「本性」

このような「受験直前期」になると、

生徒の「本性」のようなものが見えてきます。

例えば、どれだけテストの点数で結果が悪くても

「我関せず」という態度を取っていた生徒。

ここへ来て、急に不安そうな素振りを見せ始め、

「自分は、大丈夫ですか…」

と何度も聞いてくる。

それまでは、どちらかと言えば「度胸がある」

ように思われていた子が、試験直前になると

急に怯えだす。

逆に、いつも心配ばかりしていて

「この子は、果たして入試本番まで持つのだろうか…」

と心配していた生徒。

本番を前にして、逆に腹が据わり、淡々と勉強をこなす。

「人は追い込まれると、『本当の自分』というものが

出てくるんだな」

生徒の様子を見ていると、そのように思います。

結局、「日頃の努力」が大事

そしてやはり

「日頃から努力を積み重ねている」

生徒の方が、試験を前にして落ち着いている印象を受けます。

ここまで来たら、あとはやるしかない。

これまでの自分の努力を信じている。

そういった雰囲気を醸し出しています。

逆に、ずっとサボってきた生徒は、

本番を前にオロオロとしています。

「どうすればいいのか?」

「果たして今のままで、自分は大丈夫か?」

感情的な不安ばかりが先に立ち、

落ち着いて勉強に集中できていない感じです。

「日頃の努力」というものは、

土壇場になって威力を発揮する。

対照的な受験生の様子を見ていると、

そのことを改めて教えてくれます。

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猿田 典明

長野県安曇野市で学習塾をしております。主に小中学生を指導しています。

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