一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 【エンジニア向け】テストの種類について システム編

こんにちは、システムエンジニアの福冨です。

エンジニア歴は当記事作成時点で8年、まだまだ若輩者ですが日々邁進しております。
また3歳の娘を育てている状況下でもあるので、そういった家庭事情と仕事の両立方法やノウハウ、マインドといったところもお伝えしていければと思っています。

今回は、前回から引き続きテストについて説明していきます。
復習として、テストの種類は以下の通りです。
(現場や会社によって微妙に名称や粒度が異なる場合があるので、ご参考までに)

1.単体テスト

2.結合テスト

3.機能テスト

4.システムテスト

今回はこのなかでも、システムテストについて解説していきます。

4.システムテスト

テスト解説もいよいよ大詰め。最後のシステムテストになります。
これは別名「総合テスト」とも呼ばれます。

やることとしてはあまり「機能テスト」とは変わらないため現場によっては一緒くたにされたりもしますが、
実際は要件定義に沿って、「システムが要件通りに作られているか」を厳密にチェックしていきます。
より利用者目線に立つテストということですね。

機能テストでは実際のデータを用いてテストをしていきましたが、システムテストは全ての挙動を見るため、
データ以上に「システムのふるまい」について着目されます。
例えばユーザビリティ(使いやすさ)に優れているか、サーバーダウン等の障害に耐えられるか(障害許容性)などです。
それ以外にも、どれくらいの負荷が耐えられるか、処理時間は妥当か、といった箇所も見られます。

このあたりで要件と違う(事前にお客様が受け入れた条件と合わない)場合は、さすがに作り直しは難しいため、
リリース後の保守、つまりは継続的業務改善のフェイズに渡されたりします。
それまでは運用でカバーしていただく等、お客様・開発者ともに柔軟な対応が求められます。

複数回にわたったテスト解説は以上となります。
お読みいただきありがとうございました。

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