先日、宅配ドライバーに関する記事をネットで見ました。
そこには、「再配達をさせないように気を使って時間指定で頼んでいる荷物が、実はドライバーにとって最大の負担」と書かれていました。
その通りだと思いました。
実際に宅配ドライバーの仕事をやって思ったこと。1つは休憩する時間がない。もう1つは、物流量の変動が激しく拘束時間の差が大きい。
この原因こそ時間指定の荷物なのです。
日々、時間に追われ、時間指定のせいで同じマンションに朝行って夕方また行くなんてことはしょっちゅうあります。
決まった時間に休憩をすることもできないうえに、運のようにその日にならなければ分からない物流量のせいで予定も立てられない。
いくら賃金を釣り上げても、この環境では人手不足など解消することは難しいと思います。
そんな中、東京都では不在時の再配達や時間指定の荷物を減らす動きとして、申請者に折りたたみ式の宅配ボックスを無料配布するという取り組みを発表しました。
とある企業もAIなどを使って物流量の差をなくすためのシステム開発をする準備をしているようです。
宅配ドライバーの人手不足の原因、そしてドライバーの負担となっている原因をしっかりと見極めて、このような動きが全国で少しずつ広まっていってくれることを願います。