安倍晋三は何を残したのか〜世界の真ん中で咲き誇る日本〜18

COLUMN コラム

【悪夢の民主党政権時代】

2009年、特効薬であるアサコールが日本で承認される。これにより、長年苦しめられ続けた忌まわしき持病を克服することになる。

この年、自民党は福田康夫内閣、麻生太郎内閣と短命に終わり、ついに民主党に政権を奪われる。悪夢の民主党政権が始まってしまった。

まずは、宇宙人こと鳩山由紀夫内閣。

沖縄の米軍基地移転問題で、「最低でも県外」（できれば米軍基地は国外へ）と謳い、オバマ大統領との会談では、

「私には腹案がある。信じて欲しい（トラスト・ミー）」

と言うと、オバマ大統領は、

「もちろん信じている（オフコース・アイ・トラスト・ユー）。しかし、どんな手があると言うんだ？」

と返した。

腹案などあろうはずもなかった。

後に鳩山総理は、「学べ学ぶほど、沖縄の米軍基地の重要性が分かった」と口にする。

最初から、学んでから言ってくれ、と誰もが思ったものだ。

さらに民主党政権は、日本、アメリカ、中国の二等辺三角形の外交などと言い出す。

同盟国であるアメリカと、共産党独裁国家の中国と、等距離で関わろうというのだ。

アメリカの日本不信は決定的となる。

アメリカは日本をスルーして、中国との関係を重視していく様になる。日米同盟の危機である。

先述した様に、日本の戦後の平和は憲法9条のおかげなどではなく、日米同盟のおかげてある。その日米同盟が破綻しかねない状況に陥ってしまったのだ。