こんにちは、今回は近所のラーメン屋に関して思ったことです。
ラーメンに限らず、飲食店の味の評価に、謎のマイルールを持っています。それは、その店を最低3回ぐらいは行ってみてからリピートする店か判断する、ということです。料理の味はその日の状態(食材、天候等)で変わるでしょうし、その日の自分の体調によっても感じ方が変わるでしょうから、1回食べてみただけでは、その店の平均値的な力がわからないと思うからです。
近所に有名なラーメン屋さんがあり、いつも行列ができています。行列に並ぶことが苦手な私は、平日の空いている時間帯に4回ほど行って食べました。4回食べても、一切おいしいと感じませんが、その店は有名な雑誌に取り上げられていて、各メディアでも高評価を得ているようです。
その店の近隣にもう一軒ラーメン屋があり、そこはわりと空いていて、行列ができているとこなど見たことがないです。しかしながら、自分の味の評価は、前述のラーメン店より100倍おいしく感じます。店主の方が真面目そうな方で、丁寧な仕込みをしているような味で、岩塩を使った塩ラーメンを、毎回楽しみに食べに行きます。
味など好みによるといえばそれまでですが、100人集めて2つのラーメンを、情報バイアスなしに比べて食べてもらえば、99対1になるだろう、と思うほどおいしさの違いがあると思います。
ですが実際の客の入りは有名店のほうが圧倒的に多く、無名店のまばらな客入りでは経営が心配で、店がつぶれておいしいラーメンが食べられなくなってしますのではと不安になります。
本物は淘汰され、マーケティングや宣伝が上手い偽物だけが残る社会はつまらなく、逆に良貨が悪貨を駆逐してほしいものです。
そのためには、有名店であること、メディアに取り上げられていること、を有難がって、ブランド品をあさるように行列に並ぶのではなく、自分の舌で味わい、自分がおいしいと思える店に足繫く通い、応援していきたいです。