急にご高齢者の呂律が回らない症状が認められる事があります。
私の担当する女性ご入居者でもあり、その場合は脳卒中が疑われますが四肢の随意性は保たれておりました。一過性脳虚血発作も考えられますが、施設では経過観察の対応となっております。
その後も特に体調は問題なく過ごされておりますが、中長文の発語では明瞭性に乏しい状態です。
過度なストレスやうつ病でも症状はあるそうで、女性ご入居者はしばらく顎関節症により食べ物の形状がペーストである事にストレスを抱えておりました。
呂律の確認では「が行」「ラ行」「パ行」の発音で、喉の奥、舌、口唇の異常が簡易的に判断できるそうです。