一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 音楽を作業の効率化に活かすには?

勉強や作業をしている時、音楽を聴きながらやっている方はいますか?
僕も勉強の際は好きな音楽を聴いて気分を上げることが多かったのですが、実は脳にかなりの負担をかけ、学習効率を下げてしまうんです。
今回は、ついやっちゃいがちな音楽を聴きながら作業をする際の注意事項や、どうすれば作業効率化に繋げられるのかをお伝えします。

音楽を聴きながらの作業は、脳がマルチタスクになる

音楽を聴くことで、無意識レベルでも脳はその音楽を理解しようとしてくれます。これにより目の前の作業と音楽を理解する、2つのタスクを同時並行することになります。
実は、脳はマルチタスクがかなり苦手なので、無意識のうちにどんどん脳が疲弊し、結果的に集中力が落ちたり、ケアレスミスが増えるといったことが起こります。

「でも好きな音楽を聴くと、むしろ気分が上がる」

と思われる方も多いと思います。しかし、これは気分が良くなっただけで、脳の働き自体が上がっているわけではありません。
好きな音楽によって気分が高揚し、結果的に目の前のタスクがうまくいっている(ように感じている)という仕組みなんです。
特に歌詞がある曲は「この歌詞はどんな内容なんだ?」と脳が理解するタスクが増えるので、より激しく集中力を消耗してしまいます。

音楽を作業効率化に活かすには?

ここまで音楽が集中力に与える悪影響をお伝えしましたが、うまく使えば逆に作業の効率化に繋げることもできます。
それは、作業中ではなく「作業の前に好きな音楽を聴く」ことです。

先ほどお伝えした通り、好きな音楽で気分が上がることは事実です。そこで作業の開始前に好きな音楽を聴けば、前向きな気持ちが増し、モチベーションが上がった状態で作業に挑みやすくなります。
「作業前にやる気を高める」という使い方をすることで、むしろ好きな音楽を作業効率化に活かせるんです。

好きな音楽と無音を使い分ける

作業中は脳が目の前の作業に集中できるよう、無音にすることが一番効率には良いです。

  1. 作業の10分前くらいに好きな音楽を聴き、やる気を高める。
  2. 作業を開始したら音楽をやめ、無音にして、目の前の作業のみに脳を使う。

自分も読書中にこれを試したところ、本の理解度が増し、結果短い時間で一冊を読めるようになりました。
皆さんもぜひ試してみてください。

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア