塾の講師などをしていると、
「〇〇くんの親は△△大学出ているから(勉強ができる)」
「自分(親)の学歴が低いから、子どもの学力も低いのは仕方ない…」
などという話を、よく聞かされます。
「親の学歴が高いと、その子の学力も高いのか?」
統計を取ったわけではありません。
ですが、体感としては、これはある程度「正しい」
と言えるのではないかな、という気がします。
個人的にはあまり意識はしないのですが、
生徒を指導している中で、あるいは面談を通して
「親の学歴」という情報が自然と入ってきます。
そうすると、「この子は勉強が得意だな」と思った生徒の、
親の学歴が、「地元でも有名な進学校」ということは、
結構な割合であります。
そのような時は
「ああ、なるほどね…」
と思ってしまうのも事実です。
ただ、だからといって
「勉強ができる子の、親のすべてが高学歴」
かというと、決してそんなことはありません。
「親は立派な学校出ているのに…」
と感じさせる生徒もいます。
逆に、両親は高校しか出ていないのに、
子供は大学まで進学した、という生徒もいます。
なので、あくまでも、
親の学歴が高いと、子供の学力も高い「傾向」がある
ということなのだろうと思います。
「親の学歴と子の学力」というと、
「遺伝」という言葉が浮かぶかと思います。
ただ、個人的にはあまりその要素は関係ないのかな、
という気がしています。
むしろ「環境」の方が大きいのかな、と思います。
高学歴の親は、「大学まで進学する」ノウハウを持っています。
そのノウハウを、自然と子供が受け継ぐ。
その環境が大きいのではないか。
そんな気がしています。
なので
「子供に対して、いかにいい環境を整えてあげられるか」
ということが、大事なのだろうと思います。