9月の住宅ローン金利・不動産市況感について

COLUMN コラム

2024年09月01日
9月の住宅ローン金利・不動産市況感について
- 不動産屋

9月の住宅ローン金利について

大手銀行は8月30日、9月の住宅ローン金利のうち10年固定型を引き下げるとそろって発表しました。長期金利の低下を反映しているようです。変動型の金利は各行とも据え置いたが、政策金利の追加利上げにともない、10月以降は複数の銀行が上げる見通しとなっています。

住宅ローンの金利は、長期金利に連動する固定型と短期金利に連動する変動型の2種類に分かれる。現在は、ほとんどの住宅購入者は変動金利を選択しています。

多くの大手行は短期プライムレート（短プラ）に連動して変動型の基準金利を決めており、日銀の追加利上げを受けて各大手行は短プラを9月に引き上げる予定です。9月の変動型の基準金利は各行とも据え置きましたが、この短プラの引き上げ分が10月以降に反映されるとみられます。ちなみにりそな銀行は8月30日、基準金利を10月1日から見直すと公表しています。金利が上がると不動産購入者の目線にも影響し、不動産価格の売れ行き、価格下落という方向にもなる可能性もあります。今後も注視していく必要があると考えています。