こんにちは、永田です。前回投稿より2ヶ月が経過してしまい申し訳ありません。
前回に引き続き今年4月に本番カットオーバーしましたシステムの本番稼働の状況についてご報告します。本番稼働してもうすぐ6ヶ月が経とうとしておりますが、現在は順調に業務が稼働している様子で障害に関する問い合わせが減少しています。本番稼働直後は障害の連絡がとどまらず、修正しては新たな障害の連絡があり、自転車操業的に対応していました。それもだいぶ落ち着き、最近発生している障害としては、バッチ処理の異常終了や一部データの返却がされない事象が発生しています。障害内容としてはかなりレアなケースとなりますが、全く想定していないデータが渡される場合があり、それが意図的なデータと、そうでないデータががあるようです。意図的なデータは、診断書に記載されている情報を全てそのままデータとなっているが、システムでは必要ない情報はある程度選別されたデータとなるものと想定していました。しかし、外部に委託してデータを作成していただいているので、どの情報が必要で、どれが不要かの判断はできず、それらを受け入れるようにシステムで構えなければならなかったことが問題でした。また、意図的ではないデータとして、バッチ処理を空処理(入力をしないで空の結果を出力)する場合もあるのですが、これも想定になかったため、想定の結果とならないことがありました。これらより、まだ業務をされる方の意図に沿ったシステムとなり切れていない部分があるように思われ、本番障害として発生しないと気づけないので、前もっての対応はできませんが、引き続き対応していきたいと思います。
このような状況の中、並行して来年4月に向けて追加開発の対応も実施しています。システム要件を固めるのが7月までを予定していましたが、本格的に行われたのが8、9月であり、システム設計を9月までに行うのが並行作業となってしまい、計画よりかなり遅れてしまっている状況です。しかし、来年4月の予定は変更することができず、またテストも中途半端な状態で本番カットオーバーするのではないかと思われます。この現場のスタイルなのかどうか、ひとまず最低限稼働できる状態なのであれば予定通りカットオーバーさせ、その後障害発生する都度修正していくことになるかと思います。実際、来年4月から90日は稼働することはないので、テストが不足していると思ったら、この期間で確認して修正していけばよいと思っています。
主要なメンバーが多く離任してしまい、新しいメンバーに中心となっていただくために育成も行っていかなければならない状況です。若いメンバーが多いので、システム以外に業務の知識も増やしていく必要があり、作業を通しての部分が多くなりますが、計画的にできればと思っています。