腸腰筋は、上半身と下半身をつなぐインナーマッスルで、腰痛の原因になることが多く、腰痛の改善にも効果があります。腸腰筋が硬くなったり衰えたりすると、腰痛や姿勢の悪化、歩行時のつまずきやすさなどの症状を引き起こす可能性があります。
腸腰筋が原因の腰痛の特徴としては、次のようなものがあります。
立っているときに腰が辛くなり、かがんだり座ったりして休むと楽になる
痛みがトリガーポイントが発生している同側の腰部からやや外側までに現れ、痛みが強い場合はお尻や太ももまで広がる
痛みは深部の方に感じることが多く、横になると楽になる
腸腰筋を鍛えることで、腰痛の予防や改善につながります。また、腸腰筋をストレッチすることで、背中の張りや肩こりにも効果があります。
腸腰筋を鍛えるには、インナーマッスルトレーニングやストレッチなどを行うのがよいでしょう。正しいフォームを身につけ、それぞれの体力に合わせて無理せず行いましょう。主治医から運動制限を受けている場合は運動をお控えください。