よく病院でのリハビリと聞くと身体的改善の専門職に理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などが上げられます。療法士たちのリハビリの内容も療法士個人での考え方や手技も違い、また急性期、回復期、維持期(在宅復帰含む)によって考え方やアプローチ手法が違います。訪問でのリハビリとは訪問看護ステーションや医療機関から在宅生活をしている利用者に対し医療保険、介護保険を利用し受けられるサービスですが内容は身体的アプローチ以外にも環境整備や関係各所への連絡など多岐に渡ります。
一日の流れは利用者訪問しリハビリ実施(40分か60分が多い)、記録の記入、必要があれば関係各所へ連絡。これを繰り返す。一日で回る人数は6人から8人くらいが多いと思います。病院でのリハビリとは違い機器などはない為工夫しながらリハビリを実施しています。また一人で訪問するため何かあった際、近くに看護師やドクターはいない為、訪問に従事したてのスタッフなどは不安もあるようです。
私の一日の流れはだいたい9時くらいに一人目の訪問がスタートし、18時くらいに訪問終了。そのあと必要な事務作業といった流れで月末には1ヵ月の報告書などの書類作成があります。病院での勤務と違いカンファなどの出席や後輩への指導も少ない為、リハビリ業務に専念できますが、周りのスタッフとの意見交換の機会は病院勤務と比べ少ないです。今後訪問リハビリに従事する療法士は増えていくとは思いますが訪問看護ステーションでの療法士のリハビリは保険請求の減算が進んでいくように感じています。