こんにちわ。
ITプロジェクトにおけるPMOをフリーでしている多田 健佑と申します。
今回は業務委託として顧客のITプロジェクトに参画しているケースを想定して、
顧客にどのように意思決定を素早くしてもらうのかを私の経験からシェアさせて頂きます。
以下のようなプロジェクトの状態を想定して記事を記載いたします。
「私の今参画しているプロジェクトにも当てはまる!」という方はぜひ参考にしてみてください。
【想定ケース】
・業務委託として顧客IT開発のプロジェクトを支援している(意思決定はあくまで顧客)
・会議でいつも時間切れとなり決めたいことが決まりきらない
・顧客が良く迷って決めきれない
まず、上記のようなケースに陥る原因を端的にいうと、「プレゼン力が低いから」です。それを前提としたときに初めて状況を改善できます。
なぜなら委託の立場として顧客の意思決定能力を改善することはできないからです。
それでは自分のプレゼンのどこを変えるのか?について、
結論以下3つのやり方通りにプレゼンすればうまくいきます。
①「全体→細部」の説明順でどこの何の話をしているのか顧客に理解してもらう
②何を決めてほしいのかを細部を話す前に明示的に伝える
③「複数の案の中からこの案を推します」という自分の意志とその理由を示す
Googleで検索してもすぐに出てくるような内容ですが、特にエンジニアの方はできていないことが多いと体感で感じます。
上記①~③を実施することでその場で推し案が通らなかったとしても議論は前に進み、顧客の意思決定が一歩進むことになります。
もちろん、顧客の理解度や能力によってはいきなり③からでもパッと意思決定できる顧客が多くいるのも事実です。ただ、会議で何も決まらない/議題が残るような場面によく出くわす方は①~③全てを実施することをお勧めします。
プロジェクトにおいて顧客の意思決定がプロジェクトの進むスピードと過言ではないと思っているので
スムーズな意思決定を促しプロジェクトの品質向上にお役に立てれば幸いです。
以上