11月はさらに忙しい月となった。
普段から依頼のある結婚式に関わる撮影のほかに、運動会や野外学習などの学校行事にも携わったり
広告系の撮影も増えたため、遠方への移動も繰り返した。
ないものねだりとはよく言ったもので、こうも立て続けに忙しい日々が重なると
一体、自分はどこに重きを置いて活動しているのかわからなくなってしまう。
ただ写真が撮れればいいわけじゃない、でも欲張った撮影を求められるほど余裕を見出せない。
自分の考え方が両極端に傾きすぎてしまう性質だということもよく分かっているつもりだが
でもやはり、何かを得るということは、何かを失うということだと思う。
それほどに『得る』ということは重く、『失う』時は風船のように軽いのだ。
年末年始に入れば、不安になる程には暇になる。
よく考えなければならない。