インボイス対応|正しい領収書を発行する7つのポイント
適格請求書に基づいた領収書を正しく発行する7つのポイントを紹介します。
1.宛名を記載する(空欄・上様はNG)
2.金額を記載する(数字だけはNG)
3.但し書きは詳細に記載する
4.クレジットカード払い・後払いは要記載
5.総額と税額はわけて記載する
6.Tから始まる登録番号を記載する
7.5万円以上の現金払いは収入印紙を貼る
①宛名を記載する(空欄・上様はNG)
田島「宛名を空欄にしたり、上様と記載したりするのはNGです。『飲食店の領収書は宛名なしでもいけるじゃないか』と思う方もいるかもしれませんが、飲食業や小売業、タクシー業など一部の業種は宛名の記入が免除されています。出店者のみなさんのサービスは宛名の記入が必須です」
②金額を記載する(数字だけはNG)
田島「二つ目は金額がわかるように記載することです。数字だけを記載するのではなく、『¥』や『金』などの単位も記載(※)するようにしてください」
※金額の改ざんを防止するために金額の先頭には「¥」や「金」を、末尾には「※」や「−」を記載。さらに金額の0表示3つごとに「,」を付けます。
③但し書きは詳細に記載する
田島「例えば、『お品代』のような不明瞭な書き方はNGです。『エアコンクリーニング代として』『引っ越し代として』というように具体的に記載してください」
④クレジットカード払い・後払いは要記載
田島「クレジットカードなど、オンラインカード決済や後払いでの支払いの場合、但し書きの近くに『クレジットカード(後払い)決済利用であることがわかる旨』を記載することになっています」
⑤総額と税額は分けて記載する
田島「大体の領収書の左下には、税率や税額を記載する欄があります。ここの記載が抜けている方が非常に多い印象です。消費税率は必ず記載してください。なお、総額は税抜・税込のどちらでも問題ありません」
⑥Tから始まる登録番号を記載する
田島「毎回手書きだと大変なので、登録番号のハンコを作成すると便利です。楽天市場では550円で販売しているものもあるので、お持ちでない場合は購入をおすすめします」
⑦5万円以上の現金払いは収入印紙を貼る
田島「こちらも貼り忘れが非常に多いので、必ず収入印紙はご用意ください。なお、クレジットカード払いの場合は収入印紙は不要です」
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