自分用メモ。
raspberryPi2+sambaでじぶん用NASを構築して運用しているのですが、メンテするときに以前どうやっていたかをしょっちゅう忘れるので。
USBストレージのマウントは/etc/fstabの編集によって設定できます。
設定の記述例:
UUID=SAMPLE-0123 /media/usb0 vfat defaults,users,uid=9999,gid=65534,iocharset=utf8 0 0 |
UUIDの指定箇所「UUID=SAMPLE-123」は、blkidコマンドでUSBストレージのUUIDを確認して記入します。
デバイス名(/dev/sda1など)とは異なり、再起動などをしても名称が変化しないため、UUIDで指定すれば確実にマウントすることが可能です。
blkidの実行例:
$blkid /dev/sda1 /dev/sda1: UUID=”SAMPLE-0123″ TYPE=”vfat” |
マウントオプション「defaults,users,uid=9999,gid=65534,iocharset=utf8」の意味は以下のとおり。
オプション | 意味 | 備考 |
defaults | デフォルトのマウントオプションを指定する。 | |
users | 一般ユーザでもマウント可能にする | defaultsオプションに含まれているため不要? |
uid=9999 | マウント時のフォルダのアクセス権限(ユーザID)を設定する。 | 未指定の場合root権限でないと書き込みができなかったため追加。
アカウントのユーザID確認方法は後述。 |
gid=65534 | マウント時のフォルダのアクセス権限(グループ)を設定する。 | 未指定の場合root権限でないと書き込みができなかったため追加。
65534はnogroupを示す。 |
iocharset=utf8 | 文字コードをutf8に設定する。 | 日本語ファイル・フォルダ文字化け対策のため追加。 |
sambaアクセス時に使うアカウントのユーザIDは/etc/passwdから確認できます。
「x:」の右隣の数字がIDを示しています。
/etc/passwdの確認例:
$cat /etc/passwd | grep username username:x:9999:9999:,,,:/home/username:/bin/bash |