一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

最近、中国で開発されたLLM(大規模言語モデル)のDeepSeekが瞬く間に話題になりました。リアルタイム学習ができるDeepSeek R1は、OpenAI o1に匹敵すると言われ、しかも低開発コストで利用は無料ときた。また、DeepSeek R1は、ほぼ無条件で使える無償ライセンスで公開されています。一方で、DeepSeekはいいこと尽くしではなく、プライバシーや政治的な内容に懸念があるとされています。

また、AIの翻訳能力もよく注目されますが、LLMのトレーニング・チューニングは主に英語のデータが使われ、一部には他の言語の対訳データも含まれるため、偶発的な二言語性(Incidental Bilingualism)が生じて、翻訳もたまたまできてしまうようです。そのため、翻訳先の言語が英語以外の場合、または非英語間の翻訳の場合は、翻訳の精度が著しく低くなる傾向が強くなります。ハルシネーション(嘘をつく)問題も警戒する必要があり、AIは決して万能ではありません。

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前田 比呂志フェルナンド

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