Google Cloud の Compute Instanceを作成する際、一通りのデータ保護設定(要はバックアップやDRの設定など)が容易になったとのこと。
https://cloud.google.com/blog/topics/inside-google-cloud/whats-new-google-cloud?hl=en
Feb 17 – Feb 28
Easier Default Backup Configuration for Compute Engine Instances – The Create a Compute Instance page in the Google Cloud console now includes enhanced data protection options to streamline backup and replication configurations. By default, an option to back up data is pre-selected, ensuring recoverability in case of unforeseen events. Learn more here.
ある程度の規模のシステムを構築したい時、要件が厳しいところだと、computeリソースのDRも検討していかなければいけない。
Google Cloudにおいても保守性の観点で、なるべくマネージドなバックアップサービス、DRサービスを利用するのがいいだろう。
そういったデータ保護に関する設定が、Compute Instanceの初期構築時に指定することができるようになったとのこと。
Google Cloudの場合、以下のような設定の流れになる
・Google Cloud Backup and DRの有効化
・Service APIの有効化
・Backup and DRの設定
・Backup Vaultの作成
・バックアップポリシーの作成
・インスタンスのバックアップ設定
・新規作成時にバックアップポリシーを適用して自動バックアップを有効化
全ての操作はGoogle Cloud Consoleで完結する。
「Google Cloud Backup and DRの有効化」はボタン一つで有効化が完了するので割愛。
「Backup and DRの設定」では、まずバックアップのストレージとなる「Backup Vault」を、メインサイト、DRサイトにそれぞれ作成する。
その後、「バックアッププランを作成」にて、どのようなルールでバックアップを取得するのかの設定を追加する
「Backup and DR」関連の設定はこれにて完了。
あとはCompute Instance作成時に、上記の設定を指定してやるだけで、プランに基づいたバックアップが取得される(「OSとストレージ」の「バックアッププラン」から、上記で作成したプランを選択する)
とても簡単。
リカバリの設定方法については、また次回。