今日は、「不安」についてお話します。
「不安」は、カウンセリングでとてもよく扱われる感情です。
また、私自身、仕事のなかでも「失敗したのでは」「それによってひどい罰を受けるのでは」
「迷惑をかけているのでは」など
不安を感じることがよくあり、長年かけて、
カウンセリングの知識も使いながら、少しずつ克服してきました。
不安は、将来について、見通しがもてず、ネガティブな予測を立ててしまう
時によく感じられる感情です。
ただ、ミシガン大学の研究で、「不安の9割は現実にならない」という言葉はよく知られている通りです。
不安を感じた時の対処としては、
1)自分が不安を感じていることを認める
2)不安に感じていることの内容を確認し、どんな結果が起こると予測しているのかを確認する
3)不安を感じたまま過ごし、結果を確認する
→結果的には、9割以上は現実にならないため、「不安が現実にならなかった」ことを確認することになる
すると、次の機会にまた不安を感じたとき、
次第に「あぁ、いつもの不安だ」「自分は悪いことが起こると思っているけど、前は外れたな」と思い、
不安の現実味が少しずつ薄れ、不安を感じたまま目の前のことに注意を戻すことがしやすくなるのです。
この方法は、不安を感じなくなる方法(多くの人が望んでいること)、というのとは少し違いますが、
とても効果があります。
不安を感じやすい方は、ぜひ、やってみていただけたらなと思います。