しかし、実際には、明治天皇はじめ鍼灸に信頼を寄せる人々も多く、鍼灸は現実には戦前までの国民医療の一端を担ってきたのが実情である。
戦後、それまで営業鑑札であったはりきゆうの免許が国家資格となり、幾度かの法改正を経て、現在では3年以上養成機関で学ぶことが、「はり師」と「きゅう師」の国家試験受験要件となっている。
なお、医師法との整合性については、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律第一条により、鍼灸に関連する医業類似行為に関しては、医師による業務独占を部分解除する、という形で認められている。
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