一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 日本の農業を守っていくために出来ること

農業関連のコンサルタント業をしております。会社員時代は海外から化学肥料を輸入して販売しておりましたが、ウクライナ戦争以降肥料などの農業資材価格も高騰し、農業経営も大変苦しい状況となり、離農される方も増えております。令和の米騒動といってコメの価格高騰が騒がれておりますが、これの根本要因は日本の農政が進めてきた減反政策にあるといっても過言ではなく、自らの手で国民の税金で農業生産力を長年にわたって脆弱化してきた結果だと思います。今後食糧生産は農業者にすべてを委ねるのではなく、コミュニティを作って自産自消を行っていかなければ自分の食べたいものを選択する権利すら失われてしまう時代が早晩にもやってくるものと危惧しております。会社員をやっていては資本主義の論理で今だけ、金だけ、自分だけの世界に図らずも組み込まれてしまいますので、2025年3月に独立して日本の農業を守っていくために自分が出来ることをしていくつもりでおります。具体的には循環型農業の普及と農業生産物の海外輸出です。日本の農産物は日本食人気もあって海外に目を向ければまだまだ需要があります。日本の少子高齢化、失われた30年間で相対的に貧困化し国民全体の胃袋も小さくなっていく中で日本の市場だけを考えて減反政策を進めてきた結果が、現在のコメ不足、価格高騰に繋がっています。纏足政策ともいえる減反政策を進めてきた間に農業生産の担い手が高齢化し、生産を復活させようにも現実的に復活出来ないのが現状の姿であると思います。農業をやりたい若者を応援する。農業を生業としないまでも自らの手で自分の食べるものを生産する手段・仕組みを普及させるのが日本の農業を守っていくために自分が出来ることと考えています。まだ活動を始めたばかりですが、今後会社員という雇われ人では出来なかったことを地道にやっていきます。

 

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三宅 耕司

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