皆様お疲れ様です。
今月はシステムトラブルに備え事前に準備しておくべきものについて投稿したいと思います。
システムトラブルが発生した場合、
・どこで発生しているのか?
・なぜ発生しているのか?
・どうすれば復旧できるか?
を素早く把握し、対応する必要があります。
それらを把握するために必要な資料は下記になります。
・システム構成図(ネットワーク構成図)
システムの機器(サーバ、ネットワーク、ストレージ等)の配置や結線が記されている資料です。
問題がどこで発生しているのか、影響範囲はどこなのか、を把握するために必要な資料です。
また、ネットワーク通信断やシステムの性能遅延が発生した場合、サーバの対向先であるネットワークやストレージに問題がある場合もあるので機器の配置関係も把握するために必要な資料となります。
・環境設計書
各機器のソフトウェア構成、パラメータの設定等について記載された資料です。
問題が発生した原因が設定によるものである可能性もあるため、設計書の確認が必要になります。
・システム停止・起動手順書、再起動手順書
問題を復旧するための手順書になります、各機器の停止起動、ネットワークポートの停止起動、
クラスタサービスの再起動等システムによっていろいろありますが、早急に対処するためには準備しておく資料になります。
いずれもトラブル対応に必要な資料になりますので、お客様から提供してもらう様事前に相談した方がいいです。
システムによってはそのような資料が無い、ということもあるかもしれません。
そういった場合は、「トラブル発生に備えて資料を準備しましょう、資料作成にご協力いたします」とお客様へ提案することが大事です。