皆様、競輪のレースを実際にご覧になられた方はいらっしゃいますでしょうか。初めて観戦された方によく聞かれるのが「なぜ号砲と同時に目一杯走らないのか」という質問です。競輪には先頭誘導員という者が存在してます。いわゆるペースメーカーです。競輪場の周長によって異なりますが周回ごとに設定タイムが決められており、そのタイムどおりにラスト2周辺りまで先頭で集団を誘導するのです。6月17日から22日まで大阪の岸和田競輪場においてG1高松宮記念杯競輪が開催されるのに先立ちまして15日に先頭誘導員の訓練に行ってまいりました。先頭誘導員のペースにばらつきがあると後続の選手に悪影響をあたえてしまいます。その為、設定タイムどおりに走れるまで繰り返し訓練が行なわれます。その後VTRによる座学が行なわれ、半日にわたる訓練を終え、高松宮記念杯競輪の準備を整えました。