一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

こんにちは。篠原です。

今回は障害事例ではなく、フリーランスエンジニアになってからの生活について、
私が感じた良かった点、悪かった点を投稿したいと思います。

フリーランスになって良かった点

収入が大幅にUP

誰しもが大きな魅力として感じられる点はやはりここですね。
会社の利益として差し引かれる分がありませんので、契約金額はすべて自分の収入となります。
会社に在籍していた頃と比べ、業務内容はほぼ変わりませんが、収入は2倍近くになりました。

自分で直接仕事を選ぶことができる

私個人としては非常に大きなメリットと感じている点です。
会社員時代は、会社内で抱える仕事のみが回ってくることが当たり前でした。
やりたい仕事を上司を経由してお願いしても、プロジェクトの状況や人員リソースを理由に叶わないこともありました。

フリーランスの場合は、興味関心がある新しい技術分野を自ら選び、チャレンジすることが可能です。
これは非常にやりがいがあるものです。

私自身、もともとクリエイティブ精神はある方で、何かしらプロダクトを作りたい思いは強い方だと思いますが、
せっかくの労働時間ですし、できる限り自分のやりたいことと結び付く時間である方が良いですよね。

すべての人間関係が対等

個人で働いているため、「先輩」「後輩」といった関係性が基本的にはなく、プロジェクトで関わる人のすべてが対等な関係です。
私の場合は、会社員時代の立場よりも提案が強く言えるようになったと思いますし、
自らの業務に集中できる時間が多くなったと感じています。

フリーランスになって悪かった点

有休なし

雇用されているわけではありませんので、当然ながら休暇を取得した場合に有休はありません。
長期で休暇を取得する、入院などで業務を離れなければならない場合は十分ご注意ください。

税金を自分で納める必要がある

会社員時代は、年末調整を出すだけで毎年の所得税の精算が完結しますが、
個人事業主の場合は、自分で確定申告を行い、納税を行う必要があります。
また収入が上がれば、当然支払うべき税金も上がります。
ちょうど今ぐらいの時期ですが、大きい額が一気になくなるので、ショックはあるかもしれません。

案件は実績とスキル次第。能力向上の機会は自分で作る必要がある

エンジニアの場合、案件として参画できる/できないは、自身の実績とスキルが大きく関係します。
私を採用する企業からすれば、能力的に未知な技術をタスクを任せることは大きなリスクです。
したがって、「自分で直接仕事を選ぶ」メリットはあれど、それに見合う実績とスキルは自分で作る必要があります。
この点は会社員であっても一緒なのでしょうが、フリーランスの場合はなおさらその傾向を感じます。

どうしたらそのような機会を設けられるか?

自身の努力はもちろんですが、私は「同輩や仲間を見つけること」が大事だと思っています。
同じ悩みを抱えていたり、すでにそうした課題を克服していった方と出会うことで、
具体的に何をすれば良いかが明確になったり、解決の糸口を見つけるヒントが得られたりと、大きな刺激になります。

また、私がフリーランスになるきっかけをいただけたことも、すべてさまざまな方からのご縁によるものです。
良好な人間関係・信頼関係を築いていくことの大切さを、フリーランスになってからはより切実に感じるようになりました。

むすびに

エンジニアとしては6年目を迎えている私ですが、
まだまだ最新の技術をキャッチアップしたり、会社員時代にしたことのない経験をするなど、常に勉強の身です。
これからもIT業務に関わる1人の人間として、技術を磨き、経験を重ね、日々精進してまいりますので、
今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます。

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篠原 透

2015年より企業SEとして勤務し、Javaを中心とした業務系Webアプリケーションの設計・開発・運用を経験。2019年2月に独立し、個人事業主となる。

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