昨年は梅が大凶作の年でしたが、今年は大ぶりな梅の実があちこちで見られました。
なぜ梅の実がなる年とならない年があるのでしょうか。
一番の要因は冬の気温にあります。暖冬になると通常より早く開花します。不完全な状態で花が咲くため、実がなりにくくなります。
梅を栽培している農家さんは梅の受粉に蜜蜂を利用するのですが、暖冬で開花が早まった年は、蜜蜂による受粉はあまりうまくいきません。
いかに暖冬といえども蜜蜂にとってはまだまだ寒く、動きが鈍くなるのです。
また梅の実がなった後も、雹やカメムシの吸汁被害などによって実に傷がついてしまうこともあります。
もし傷がついた梅を手に入れたなら、ジャムにするのがおススメです。
皆さんも梅を加工して楽しんでみてはいかがでしょうか。