前回に引き続き、エクセルの小技のご紹介です。
エクセルは事務仕事でかかせないツールですので、覚えておいて損はありませんよ!
まず、一つ目は関数「CONCAT」についてです
この関数、複数のセルの値を連結するだけなんですが、Excel2016以前だと使えないんです。
以前、SESで入っていた現場、古いエクセルを使っていて、
隣に座っていたSEが「CONCAT関数が使えない…」とフリーズしていたんですよね
その際に、「VBAで自作したらいいじゃん」ということでお伝えした方法がこちらです
1.VBAを作る
こちらの小技2を参考に標準モジュールの挿入まで行ってください。
標準モジュールに以下の内容をコピペしてください。
Option Explicit
Const strRenketsuMoji As String = “-”
‘ CONCAT 関数を自作関数で実装
Public Function fncConcat(argRange As Range) As String
Dim yy As Long
Dim xx As Long
Dim strResult As String
For yy = 1 To argRange.Rows.Count
For xx = 1 To argRange.Columns.Count
If Len(strResult) > 0 Then strResult = strResult + strRenketsuMoji
strResult = strResult + argRange.Item(yy, xx).Value
Next xx
Next yy
fncConcat = strResult
End Function
これで自作関数ができたので、セルから関数を呼び出します
こうすると、範囲の値が連結されて「ABC」と結果が出ます。
これだけだと単なる「CONCAT」の代わりでVBAの便利さが生かせていないので
先ほどのコードの2行目を↓にかえてみましょう。
Const strRenketsuMoji As String = “-”
結果は↓です
「A-B-C」というように、文字の間に「-」が入るようになります。
これでぐっと汎用性が増した感じがしますね。
VBAを覚えれば事務作業で無双できるといいますけど
色んな場面で使えますよ。
ぜひ試してみてくださいね。