前回に引き続き、②立上げ期(独立前)です。
前回説明したように今までやってきたソフトウェア開発で独立しようと決めました。もう迷いはありません。とにかく早く独立して仕事を始めよう!と動き出しました。ようやくここで、独立は法人か、個人か、という選択肢とぶつかりました。
ここで、法人、個人の設立、開業に関する違いをまとめておきます。
・法人
- 起業までの手続きが煩雑
事業策定、決算時期の決定、法人印準備、定款作成・認証、
資本金払込み、年金手続き等、口座開設、、、などなど
- 起業手続きに費用がかかる
認証手数料、登録免許税、資本金、、、などなど
・個人
- 開業までの手続きが簡素
開業届の提出のみ
- 開業手続きに費用がかからない
0円
法人は株式会社や、合同会社等の形態によって、費用は異なるもののいずれも法人となりますので登録の手数料がかかります。また、最近は会計ソフトを契約した際に無料で起業手続きをサポートしてくれるようなサービスもありますが、手続きが色々あるがゆえ、やっぱり税理士さんに相談、依頼した方が安心です。その結果、さらに費用もかかりますし、時間がかかってしまいます。
一方で、個人開業については、ほぼ開業届を出すだけなのでシンプルですし、登録手数料等も発生しません。
このときは、とにかく早く動き出そうという考えでしたので、迷わず個人開業を選択しました。上に書いたように開業手続きは本当にあっという間に受理されました。当時はまだe-tax手続きをしていなかったので、税務署に出向いて書類を提出しましたが、今はe-taxで申請すれば終了です。
このように、まずは何かやってみよう、リーンスタートで始めよう、などスピードを重視する場合には圧倒的に個人で始めるのが早いです。まずは個人で始めて事業が軌道に乗ってきたら法人化を考えればよいという判断のもと個人での開業となりました。