経理業務で扱う書類の種類①
経理業務の中で、取引の記録のために用いる書類が「帳簿」と「伝票」です。帳簿や伝票には、次のようにさまざまな種類があります。帳簿経理で扱う帳簿は、大きく「主要簿」と「補助簿」の2つに分類されます。
主要簿
主要簿とは、日々発生する取引のすべてを記録・計算する帳簿で、「仕訳帳」と「総勘定元帳」の2つを指します。この2種類の帳簿は、会社法で作成が義務付けられています。
仕訳帳は、取引内容を「借方」「貸方」に分け、適当な勘定科目へ仕訳した複式の帳簿です。仕訳帳には、日々の取引のすべてを発生順に記載します。
また、総勘定元帳は、仕訳帳から転記して、すべての取引を勘定科目ごとに分類した帳簿です。決算の際は総勘定元帳をもとに損益計算書や貸借対照表を作成するため、帳簿の中でも特に重要なものだといえます。