一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

仕事をしていて、完璧主義の人ほど辛くなる。

それは、自分の脳が優秀と信じすぎているところに一因がある。

もちろん、仕事をする以上ミスが無いことを目指すことは大事だ。
しかし、実際にミスが無くなるのかどうかということとは話が別だ。

人の脳は完璧には程遠いので、何度も同じミスをすることがあるし物忘れもする。
程度問題もあり、あまりに酷い場合はもしかしたら自分の健康の面を見直す必要があるかもしれない。

ただ、ある程度は誰にでもミスや物忘れはあるので、メモやアラームを使って自分をコントロールした方が仕事は円滑になる。

ここで重要なのは「人の脳は完璧に処理できる」と勘違いしないこと。
完璧と思い込んでいると、他人も自分も責めてしまう。

そして、責めても実際に他人も自分も脳の性質は変わらないので辛い面が多くなってくる。
その辛さは一時的なカンフル剤にはなるかもしれないが、長期的な面では仕事に悪影響になる。

仕事は短距離走ではなく長距離走だ。
必要なときは全力で自分やチームを追い立てる必要があるが、それは年に数回あるだけだ。
毎日そうしないといけない状況はおかしい。

ミスや物忘れをする前提で、検索エンジンやChatGTP・自作メモや議事録・スマホのアラームやTODOリストをうまく使って、管理面での労力を少なく自分を責めずに日々の仕事をこなしていきたい。

もしかしたらFIREを夢見る人ほど、自分の脳を信じすぎて完璧主義になり仕事に疲れているのかもしれない。

仕事は、生活ひいては人生の柱になるものだ。
うまく付き合っていきたい。

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今成 匡志

IT業界20年、その中でフリーランスSEは10年になる40代エンジニアです。 新卒と35歳のときにリストラに会った氷河期世代でもあります。 個人的に最も興味あるのは、技術メインではなく「仕事が出来て稼げるSEはどのような性質があるか?」という点です。 もちろん技術そのものにも興味がありますし、技術がどのように世の中に使われているか?ということにも興味があります。 上に挙げたような切り口から記事を書いていきたいと思います。

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