ダイナミズム=映像を“運ぶ力”、強度=記憶に“刻む力”。
この2つが噛み合うと、短い尺でもグッと伝わります。
ダイナミズム:視点の移動や編集のリズムで、物語を前へ押し出す力
例)寄り→引き→俯瞰、と視点が移動する/それにビートに合わる
強度:一瞬で「おっ」と掴んで、見終わったあとも記憶に残す力
例)明暗のコントラスト、主役とテーマ性の一致、ブレイクポイント直前の“無音”演出など
ダイナミズム=海流:寄せては返す波が景色を変える。位置と速度が物語を運ぶ。
強度=ハンマーの一撃:当たる瞬間の衝突が記憶を刻む。余韻(無音)が“響き”を増幅。
シーン | 目的 | どちらを優先 | 手法の例 |
---|---|---|---|
スポーツ/ライブ | 高揚体験 | ダイナミズム | 連続マッチカット+視点ジャンプ+ビート同期 |
プロダクトPR | 質感・記憶化 | 強度 | 高コントラスト一灯+超寄り→白フラ1F→1拍無音 |
採用/企業 | 使命→納得 | 併用 | 現場→利用者→社会(動)で運び、要点は無音で固定 |
教育/解説 | 腹落ち | 強度→ダイナミズム | 重要画は静止&少語、変化だけタイムラプスで流す |
「運んで(Move)、刻む(Beat)。」
動きで運んで、衝突と余韻で刻む。
これだけで、映像はグッと“伝わる側”に寄ります。