経理業務で扱う書類の種類③
伝票
伝票とは、取引の内容を一定の様式に従って簡潔に記録した用紙のことです。経理で扱う伝票は主に次の5種類です。
入金伝票
入金伝票は、取引で会社に現金が入ってきたときに記入する伝票です。内容は、例えば商品を販売して代金を現金で受け取った場合などの現金の入金に限定されます。そのため、総勘定元帳への転記をする際、つまり仕訳の結果を書き写すとき、借方は常に「現金」です。そのため、入金伝票の勘定科目は貸方のものだけを記入する形になります。
出金伝票
出金伝票は、会社から現金の出金があったときに記入する伝票です。例えば、交通費や経費などを現金で支払った場合に用いられます。入金伝票とは反対に、総勘定元帳に転記するときは貸方が常に「現金」になるため、出金伝票の勘定科目は借方のものだけを記入します。