一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • React 19.2の新機能:開発者が知っておくべき5つのポイント

2025年10月、React 19.2がリリースされました。React 19、19.1に続く第3弾となる今回のアップデートでは、パフォーマンスと開発体験を向上させる重要な機能が追加されています。

  1. Activityコンポーネント

React 19.2で最も注目すべき新機能です。アプリケーションの一部を制御し、優先順位を付けることができます。

従来の条件付きレンダリング:

{isVisible && <Page />}

React 19.2のActivityコンポーネント:

<Activity mode={isVisible ? ‘visible’ : ‘hidden’}> <Page /> </Activity>

hiddenモードでは、子コンポーネントを非表示にし、エフェクトをアンマウントし、Reactが他に処理するものがなくなるまで更新を延期します。画面に表示されているコンテンツに影響を与えることなく、バックグラウンドでデータやCSS、画像を読み込めます。

visibleモードでは、通常通り表示・更新が処理されます。

この機能により、ページ遷移が高速化され、戻るナビゲーションで入力フィールドなどの状態を維持できます。

  1. Partial Pre-rendering

アプリの静的な部分を事前レンダリングしてCDNから配信し、後で動的コンテンツを埋め込むことができます。

const {prelude, postponed} = await prerender(<App />, {});

その後、クライアントにpreludeシェルを返し、resumeを呼び出してSSRストリームに再開します。

const postponed = await getPostponedState(request); const resumeStream = await resume(<App />, postponed);

  1. useEffectEvent

エフェクト内で使用するイベントハンドラーを定義する新しい方法です。依存配列に含めることなく、常に最新の状態やpropsにアクセスできます。従来の依存配列管理の複雑さが解消されます。

  1. cacheSignal

コンポーネント間でデータを保存・再利用できる新しいキャッシュ機能です。不要なデータフェッチを最小限に抑え、計算負荷を軽減します。メモ化された関数を利用して、レンダリングプロセスと共有状態を効率的に管理します。

  1. SSRの改善

Suspenseバウンダリーのバッチング処理が修正され、クライアントレンダリングとサーバーサイドレンダリングで一貫した表示が可能になりました。Node.jsでのWeb Streamsサポートも追加され、より効率的なストリーミングレンダリングが実現しています。

その他の更新

eslint-plugin-react-hooksがバージョン6にアップデートされ、より厳密なリントルールが適用されます。useIdフックのデフォルトプレフィックスも更新され、サーバーサイドとクライアントサイド間でのID生成の一貫性が向上しています。

React 19の主要機能も要確認

React 19.2を最大限活用するには、React 19で導入された基本機能も理解しておく必要があります。

Server Componentsが安定版として導入され、初期ページロードが平均38%高速化されています。Actions APIにより、フォーム送信やデータミューテーションが大幅に簡素化されました。

React Compilerは、useMemo、useCallback、memoの必要性を減らし、コード変更なしで再レンダリングを25〜40%削減します。並行レンダリングがデフォルトで有効になり、UIの応答性が向上しています。

まとめ

React 19.2は、Activityコンポーネント、Partial Pre-rendering、useEffectEventなど、開発者の生産性を向上させる機能が満載です。既存のReact 19プロジェクトを使用している場合は、これらの新機能を活用してアプリケーションのパフォーマンスをさらに向上させることができます。

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