一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • イラン情勢から考える不動産仲介業界への影響

イラン情勢の緊張は、不動産仲介業に「取引量の鈍化」と「案件の質の二極化」という形で現れる可能性が高いです。

まず、原油高→物価上昇→実質所得低下の流れにより、購入検討者の意思決定は慎重化します。

これにより来店数や反響数は維持または微減でも、成約率が下がる傾向が出やすく、不動産仲介会社にとっては「追客期間の長期化」「広告効率の悪化」が課題になります。

次に、金利上昇圧力がかかる局面では、住宅ローンの返済負担増を嫌って買い控え・様子見が増加します。

一方で、既存住宅や価格調整済み物件には需要が集まりやすく、売れる物件と売れない物件の差が拡大します。不動産仲介現場では、価格査定や販売戦略の精度がこれまで以上に重要になります。

供給面では、建築コスト・物流費の上昇により新築の供給が絞られる可能性があり、結果として中古流通の比重が高まるシナリオも考えられます。これは不動産仲介会社にとっては機会でもありますが、同時に仕入れ(媒介取得)の競争激化を招きます。

さらに、光熱費上昇の影響から省エネ性能・立地(駅近)・コンパクト性といった「維持コストの低い物件」へのニーズが強まり、提案力の差が業績に直結します。

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