一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

ナマステ! Takuです。

スクラム開発では、プロダクトゴールの策定やプロダクトバックログの作成と優先順位付けなど、プロダクトオーナー(PO)がプロダクトの価値を最大化するために重要な意思決定を担っています。

しかし、このような判断をPOひとりに任せっきりになっていて、開発者たちは与えられたバックログを消化するだけになっているというチームの話を耳にすることがあります。
全ての判断をPOが行わなければならずまたその判断に必要な情報をPO自身が集めなければならないとしたら、POは忙しくて疲弊してしまいます。
本当にそれで良いのでしょうか?

私が開発者として参加しているスクラムチームでは、開発者の側からPOに対して積極的に判断材料を提供しています。
例えば、あるバックログについて開発者同士で話し合います。
実装するための技術的な難易度や予想工数だけではなく、実際にユーザーがこの機能をどのくらい使うか、もしこの機能がなかった場合の価値損失などについても議論します。
その内容はDiscordの音声チャンネルで行なわれ、POも耳だけ参加しています。
開発者で話し合った意見をPOに伝えて、このバックログの優先度をどうするかの判断を仰ぎます。
この時点でPOはバックログの実装コストとユーザー価値についての比較ができる十分な材料を開発者から受け取っているので、瞬時に判断を下すことができます。

あれはPOの仕事、これは開発者の仕事。という役割分担はあってもそこに壁を作ってしまうのではなく1つのスクラムチームとしてお互いが仕事をしやすいように助け合えるのが真に良く機能するスクラムチームではないでしょうか。
対立ではなく協調を常に心がけたいものです。

私たち自身と、ご家族や親しい方々、そして世界中の全ての方々に平安を。

OM, Shanti, Shanti, Shanti

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Taku

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