AWSのルートテーブルは、VPC内のトラフィックを制御するための重要な要素です。ルートテーブルは、送信先としての目的地CIDRブロックと、その目的地に到達するための次のホップ(ゲートウェイやインターフェース)を定義します。パブリックサブネットでは、通常、インターネットゲートウェイへのルートがあり、プライベートサブネットでは、NATゲートウェイやVPCエンドポイントへのルートが設定されます。また、カスタムルートテーブルを作成して特定のトラフィックを特定のゲートウェイに向けることもできます。これにより、トラフィックのルーティングを細かく制御し、セキュリティとパフォーマンスを最適化できます。ルートテーブルはサブネットに関連付けられ、そのサブネット内のインスタンスやリソースに適用されます。ルートテーブルの設定はVPC内のトラフィックの動向を決定し、適切な経路を選択するため、VPCのネットワーク設計において重要な役割を果たします。