IT業界の多くの業務がリモートワーク可能ということで、政府の言う「接触機会8割削減」に寄与すべく、(どうしてもリモートワークできない業種もありますから)100%リモートワークに移行している企業も多くなってきてますが、これまで潜在していた課題が表面化している現場もあるようです。
1、明確なゴール設定ができない
メンバーが全員遠隔地で業務することで、個人のパフォーマンスが可視化されてきています。
そんな中、プロジェクトマネージャー(PM)や管理職がメンバーに曖昧な指示しか出せず、メンバーの成果物の精度が上がらない、やり直しが続いて納期遅延を起こしてしまう等
2、約束を守れず、納品できない
メンバーも作業指示者の依頼を明確に定義して、隙間を埋めることができず、言われたことだけやってると依頼者から「なんか違うな」とやり直しを何回も依頼されたり、自身の生産性も把握していないので、「いついつまでにやります!」という約束を守れず納期遅延を起こし、本人は連日の徹夜作業で疲弊してしまう等
これまでは、同じ場所に集まって作業をするため、チームの中に「デキる社員」がいれば、彼らの頑張りでチームとして結果を出せていた(納品できていた)のが、管理職やPM含めて「デキる社員・デキない社員」が明確化されてきているのではないでしょうか。
これ、適切な手を打たないと「デキる社員」は「やってられない」と(転職)行動を起こすことに繋がってしまうと思いますし、「デキない社員」は「このままやり過ごそう」と無難に会社にしがみ付くことを暗に決断してしまうのではないかと考えております。
弊社で提供している、「システム開発プロセス改善サービス」や「オフショア開発総合支援サービス」は「開発生産性&品質向上・潤沢な開発リソース確保・コストダウン」といった要求から相談いただくことが多いのですが、上記の課題解決にも確実に効果の出るサービスなので、今後この辺の効能についてもしっかりPRしてリモートワークに移行してもPDCAが回る組織作りに貢献していければと思います。