一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • IT技術の進化に伴う旧ツールの存在意義

こんにちは、毎日暑すぎて、在宅勤務で本当に良かったと心から思う今日このごろです。

さて、今回もIT技術の進化にともなる旧ツールに関して紹介しようと思います。

 

前回は留守番電話に関して、現在はGoogle Pixelであればスクリーニングというサービスがあり、

それを使えば誰から電話が来たか確認してから出ることができるため、

留守番電話で迷惑電話かどうか確認してから再度電話が来たら出るか、

こちらから折り返すなどをしなくても済むということをお伝えしました。

 

今回は「電報」です。

NTTがついに電報サービスの終了の意向を示したということです。

電報とは電気通信の仕組みを活用した文書配送サービスのことで、

通信内容を電気通信で伝送し、それを紙などに印刷して配送しています。

電報は電話が普及する前から利用されており、

戦前や戦時中は緊急連絡用として使われることもあったそうです。

 

私は電報を使用したことがないですが、昔、小学生だった頃、

卒業式などで何処かの偉い人から電報が届いていて、その電報が読まれるということが、

何度かあった気がします。

 

最近はそのような使い方がまだ残っているのかわかりませんが、

少なくとも20年くらい前まではまだ電報は使われていました。

しかし、IT技術が進み、旧サービスである電報はどんどん使用頻度が減ってきてしまいました。

今回私が見つけた記事では利用が過去60年で96%も減少したとのことでした。

電報は手紙よりも早く届くという点で利用されていましたが、

次に電話が普及して、手紙よりも早く連絡がつくようになりました。

そしてインターネットが普及し、電話よりも簡易に連絡が取れるようになりました。

このように連絡手段はどんどん進化してきました。

こんなにも新しいものが出てきていたのに、

電報というサービスがまだ残っていたことのほうがすごい気がします。

 

旧サービスの良さはあるとは思いますが、こんなにも多く新しいサービスが出ているのに、

60年もの長い時間をサービス使用率の低下の対象にしなければならない点は、

もう少し早い段階で使用率の低下が発見できなかったのかと考えてしまいます。

技術の進化に伴う旧ツールの廃止や継続などの検討に関しても、

もしかしたらAIを利用したほうが感情がなく判断できるのかもしれません。

このようなサービスの廃止などにも感情なく判断できるAIは有効かもしれません。

今後のAIはどこまで人間の作業に食い込んでくるのかが楽しみです。

 

参考記事

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2408/08/news097.html

https://www.e-denpo.net/column/a032/

 

 

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根本 敦子

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