車は運転しているときも停車しているときも、周囲の環境から影響を受けます。
運転中であれば鳥のフンや虫、雨でボディが汚れることもあるでしょう。ボディに付着した汚れのなかでも、例えば雨などの水滴は排気ガスに含まれる油分と結びつき、水垢としてこびりつく恐れがあります。また鳥のフンは酸性であるため、放っておくと塗装を傷めることになりかねません。
運転していないときも、車は紫外線、砂やホコリなどにさらされます。紫外線を浴び続けると塗装面は劣化してしまいます。
周囲の環境から愛車を守るためには、こまめに洗車することが大切です。また、洗車をすると、今まで気づけなかった愛車の傷や不具合を見つけられる可能性もあります。このように、車の問題を早期に発見できることも、洗車が重要である理由の1つです。
また、フロントガラスが汚れたまま運転すると、最悪の場合、事故を起こしてしまうリスクが高まります。
見た目の美しさだけではなく、メンテナンスやリスク回避にもつながるとなれば、洗車に力を入れたいと考える方も多いかもしれません。そこで、適切な洗車の頻度やタイミングについて紹介します。
最近の車はコーティングが施されており、それほど頻繁な洗車は必要ないといわれます。むしろ毎日のように洗車するとコーティングが傷つき、かえって塗装の劣化を招く恐れがあります。
そこで目安とされるのが月1回の洗車です。ただし、これはあくまで目安であり、車の保管状況などによっておすすめの頻度は異なります。
紫外線や砂、ホコリなどから遮断されるガレージであれば月1回で良いですが、雨は防げても紫外線は避けられないカーポートでは、もう少し洗車の頻度を高めることをおすすめします。屋外駐車場は天気や外気の影響をダイレクトに受けるため、1~2週間ごとの洗車が良いでしょう。