一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

こんにちは、永田です。前回投稿より5ヶ月近くが経過してしまい申し訳ありません。

前回に引き続き昨年4月に本番カットオーバーしましたシステムの本番稼働の状況についてご報告します。本番稼働してもうすぐ1年が経とうとしておりますが、時間の経過とともに障害の数は減少しています。障害の内容に変化があり、該当する契約に限って発生するものが多くなってきています。そのため、原因の特定に時間がかかるようになっており、以前より障害対応の工数としては増えてしまっている状況です。これまで開発で想定していたケースに含まれていなかったり、他の処理の影響を正しく把握できていなかったりしたことによる障害のため、今後発生を抑えるための策を検討する必要があります。

このような状況の中、並行して今年4月に向けて追加開発の対応を実施しており、残り2ヶ月をきっています。投稿ができなかった5ヶ月間かなり厳しい状況であったことは前回の投稿でも報告させていただきました。当初の予定よりかなり短い期間で設計、開発を実施せざる負えず、その中で正しく評価できているのか、不安なところがありました。そのような状況の中でも期限に間に合わせるよう対応を迫られ、現在はスケジュールの通りにテストフェーズに入っています。まず開発の期間短縮のための対策として、同じ会社の他部門のメンバーに協力要請を行い、協力をいただけるよう調整ができました。さらに、その人数でも不足しているところについては、要員ごとの稼働を上げるべく、休日出勤と残業を行うことで後れを縮小させることができました。その作業と並行してすぐにテスト作業に入れるよう、別部隊を構築して、開発と変更してテスト設計書を作成することでタイムラグを発生させないように対応しました。テスト開始時は若干手間取るところがあり時間がかかってしまいましたが、その後はこれまでのテストフェーズの有識者に多く対応いただいたことで、テスト実施については当初想定より短く実施することができました。さらに、一部テストを割愛して進めることを検討していましたが、反対の声が多くあり、当初の計画通りにテストを実施しました。テストにかかった工数は多くかかりましたが、手戻り作業は想定より少なくなったことで、全体の期間としては短縮できました。このような対応が本当に妥当であったのか、4月のカットオーバー後に評価するべきだと思いますが、結果としては当初のスケジュールにかろうじて乗って進められている状況になります。

前回投稿の通り、主要なメンバーが多く離任してしまいました。年明けからの作業では対応すべきメンバーがいなく苦労したり時間がかかったりしているところもあり、メンバーの頑張りでなんとか継続出来ている状況です。今後、今残って頑張っているメンバーに寄り添ってチーム運営をしていかないと、想定外のことが起こりかねないため、リーダーの方にはぜひ気を配っていただきたいと思います。

The following two tabs change content below.

永田 裕之

最新記事 by 永田 裕之 (全て見る)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア