この時期になると、スーパーで春野菜を見かけるようになり、少しワクワクします。そんな春野菜について、調べてみました。
ふきや菜の花、たらの芽はほんのりとした苦みがあります。これらの野菜には、害虫から身を守るため「植物性アルカロイド」という成分が含まれており、苦みや独特の香りの元となります。また、植物性アルカロイドには、腎臓の働きを高めて老廃物の排出を促す作用があります。
たけのこは、食物繊維やカリウムが多く含まれています。アミノ酸の一種であるアスパラギン酸も豊富で、疲労回復に役立ちます。保存方法は、アク抜きをして保存容器にたけのこがかぶるぐらいたっぷりと水を入れて冷蔵庫で保存します。1週間ほど保存可能ですが、毎日水を取り替えることが大切です。
菜の花は、β-カロテンやビタミンCがとても豊富な野菜です。他にもカリウムやカルシウム、マグネシウムや鉄などを多く含んでいます。保存方法は、キッチンペーパーを軽く湿らせて包み、袋に入れて冷蔵庫で保存します。さっとゆでて、冷凍保存も可能です。
キャベツは、ビタミンCやKのほか、胃の粘膜を守る作用のあるキャベジン(ビタミンU)が豊富です。他にも葉酸やカリウムなどが多く含まれています。保存方法は、まず軸の部分を包丁でくり抜きます。くり抜いたところに濡れたキッチンペーパーを詰めて、袋に入れて冷蔵庫で保存します。春キャベツは水分が豊富なのであまり加熱せず、できるだけさっと炒めて食べるのがおすすめです。
たけのこやふきなどは、アクが強いためアク抜きをする必要がありますが、栄養素も豊富な春野菜。この時期ならではの旬のおいしさを楽しみたいですね。